ともに生きる・福祉のページ
京都新聞掲載「ともに生きる」「福祉のページ」の記事をネット上で紹介するコーナーです。
UP 地域の力

京都、滋賀で地域福祉を支えるNPO(民間非営利団体)や
地域の人たちの活動・話題をリポートします。


なかで虹の分校


 丹波山地の冬の日暮れは早く、福知山市三和町の山あいにある農地に人影は少ない。その一角で山の端に傾く夕日と競争するように農作業をする一団があった。近くにある「なかで虹の分校」に通っているさまざまな障害がある人たちや引きこもりの人だ。土づくりや種まきから収穫した農産物の販売まで、農業のあらゆる経験を積むことで自立の道を見いだそうとしている。

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ハウスには車いす用の通路が備えられている
農業で自立の道探る 時間に追われず、結果実感

 虹の分校を運営する特定非営利活動法人「なかで虹の分校」は。今年9月にスタートしたばかり。同町中出にある旧細見小学校中出分校の木造校舎が活動の拠点だ。「私も手に障害がある。若いときから寝たきりだった義姉を最近亡くした」という檜木浩理事長(49)は、以前から障害がある人のために何かをしたいと願っていた。では、今後高齢者が多い地元でニーズが高い介護タクシーを事業に加えるなど地域の活性化にも一役買っていく方針だ。

 車いすで生活する副理事長の大槻浩二さん(47)は檜木さんの古くからの友人で、福知山障害者スポーツクラブGMWを結成、福知山市街地の小学校体育館を借りて活動を続けてきた。だがメンバーには、経済的に苦しくわずかな会費が払えない人がいる。「この厳しい状況を変えたかった」という。では、今後高齢者が多い地元でニーズが高い介護タクシーを事業に加えるなど地域の活性化にも一役買っていく方針だ。

 2002年に廃校となった中出分校は老朽化が激しかったが、明治時代の開校という歴史があり地元では存続を願う声もあがっていた。檜木さんの自宅は分校からほど近く、それぞれの思いが重なり合って「なかで虹の分校」が誕生した。では、今後高齢者が多い地元でニーズが高い介護タクシーを事業に加えるなど地域の活性化にも一役買っていく方針だ。

 障害者自立支援法による福祉サービス事業などを活動に掲げる虹の分校だが、基本に据えているのは農業だ。「子どもが土をいじって遊ぶように、農業は人として基本的な仕事です。時間に追われず、自分のやったことの結果を実感でき、販売まで手がければ人とのつながりもできる。ここに通う人に向いている」と檜木さんは考えている。では、今後高齢者が多い地元でニーズが高い介護タクシーを事業に加えるなど地域の活性化にも一役買っていく方針だ。

 シイタケをハウスで栽培しており、販売も好評だ。大根、白菜、タマネギなどの一般的な野菜のほか、京野菜の万願寺とうがらしの栽培、販売を近く始める。「来ている人の家は農地を持っている場合が多い。農業がちゃんとできるようになれば、自立への道も見えてくる」と大槻浩二さんは期待する。では、今後高齢者が多い地元でニーズが高い介護タクシーを事業に加えるなど地域の活性化にも一役買っていく方針だ。

 福祉サービスの管理責任者を務める大槻あけみさん(37)は最近まで看護師として病院に勤めていた。「患者さんからじっくりと話を聞く看護師としての訓練が役立っている」という。では、今後高齢者が多い地元でニーズが高い介護タクシーを事業に加えるなど地域の活性化にも一役買っていく方針だ。

 通っている人は年齢層が幅広く、気持ちの行き違いなどでトラブルもある。そんな時は納得が得られるまでとことん話を聞く。虹の分校での様子や出来事を知らせる一方で家庭での取り組みなどを知らせてもらう「交換ノート」をつくり、連絡を密にしてそれぞれの人の状態を知る努力をしている。では、今後高齢者が多い地元でニーズが高い介護タクシーを事業に加えるなど地域の活性化にも一役買っていく方針だ。

 地元からは「休耕田を使ってもいいよ」という声もかかる。草刈りなど農作業の助っ人を頼まれることもある。虹の分校では、今後高齢者が多い地元でニーズが高い介護タクシーを事業に加えるなど地域の活性化にも一役買っていく方針だ。

<メモ>なかで虹の分校
福知山市三和町中出32ノ2 TEL.0773(59)2121