京都新聞掲載「ともに生きる」「福祉のページ」の記事をネット上で紹介するコーナーです。
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●ふくしナウ
「ともに生きる」をテーマにした福祉コラムです。 心の壁払い雇用促進精神障害者の社会参加
ストレス社会とも呼ばれる現代では、うつや不安などさまざまな精神科的問題が生じています。精神疾患の患者数はうつ病や認知症を中心に、近年大幅に増加しており、現在40人に1人が精神疾患といわれています。
こうした理解のうえで、みんなが積極的に精神障害者の社会参加に協力する「こころのバリアフリー」を実現していくことが大切です。精神障害者の社会参加の重要な課題の一つとして、精神障害者の雇用の促進が挙げられます。 平成30年4月より精神障害者の雇用が義務化されることとなりましたが、私ども京都府精神保健福祉総合センターでも従来、デイケアにおける就業生活セミナープログラムや精神障害者社会適応訓練事業(協力事業所は約100)を通じて精神障害者の社会参加をすすめてまいりました。精神障害者の社会参加をすすめていくために、今後も理解ある協力事業所(職親)の登録を求めています。さらに、昨年度からは就労支援アドバイザーを配置して、京都ジョブパークと連携しながら精神障害者就労支援に力を入れております。一般企業を対象に、精神障害に関する普及・啓発や精神障害者の特性や接し方についてのセミナーなどを開催しております。 また、当所において「こころの健康セミナー」を開催して、依存症(アルコール・薬物、ギャンブル等)や摂食障害などに関する正しい知識の提供と自助グループや回復施設の紹介をしております。その他、個別の精神保健相談も行っておりますので、詳しくは当所ホームページをご覧のうえ、ぜひお気軽にご相談、ご参加ください。 (京都府精神保健福祉総合センター所長 土田英人)
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