「１日おもいっきり遊びました｣｢遠足楽しかったよ。ありがとう｣。京都新聞社会福祉事業団にこのほど、京都、滋賀の児童養護施設の子どもたちから感謝の気持ちをつづった寄せ書き＝写真＝が届いた。レクリエーション助成に対する｢お礼状｣で、同事業団は寄付者に届けることにしている。
同助成は、両府県の全17施設を対象に子ども１人2700円、引率費用として１施設２万円を支給している。レクリエーションを思い思いに企画し、本年度は697人の子どもたちが参加した。
舞鶴市の舞鶴学園では、子どもたち45人が園内の６生活棟ごとに企画。兵庫県の淡路島を散策したり、舞鶴市内で映画や外食、買い物を楽しむなどしたという。京都市東山区の平安養育院では、41人が年齢別に２班に分かれて、大阪府内の遊園地に行ったり、岐阜県で１泊２日のスキー・スノーボード体験費用の一部に充てたとしている。
同助成は、京都ゴルフ倶楽部(北区)主催のチャリティーゴルフ大会の参加者らからの寄付金を中心に、昨年６月の下京区の歌手藤田めぐみさんの｢父の日チャリティーコンサート｣、丹山酒造(亀岡市)などからの寄付金を活用している。
