京都新聞掲載「事業団だより」


京都新聞掲載「事業団だより」

助成4事業、申請受け付け

コロナ禍、浄財を有効活用(2021/12/14)


京都新聞社会福祉事業団は、新春に高齢者世帯に温かいご飯を届けてもらう「高齢者配食サービス支援」と、訪問介護で必要な用品用具の購入費を助成する「ホームヘルプサービス活動に関する備品助成」、50万円を上限に福祉活動に助成する「京都新聞福祉活動支援」、経済活動に助成する「工賃増へ向けての取り組み助成」の4事業の申請を受け付けている。

コロナ禍の影響も踏まえて支援することにしており、京都府、滋賀県の福祉団体や施設に活用を呼び掛けている。助成は28日までの「京都新聞歳末ふれあい募金」への寄付金などを活用する。


高齢者配食サービス支援
 1人暮らしの高齢者や高齢者世帯にボランティアで配食サービスを行っている団体にお米(お米券)を支援する。お米は、お年寄り1人当たり1食分(150c相当)で、7千人分を贈呈する。3月末までの配食で使用することが条件。申請は17日までで、1月12日ごろ発送する。

ホームヘルプサービス活動に関する備品助成
 訪問介護を行う非営利の団体や事業所を対象に、福祉用具や介護用品の購入費に10万円を上限に助成する。在宅高齢者の経済的負担の軽減が目的で、用具用品は無償提供・使用するものに限る。申請は27日まで。1月下旬に贈呈する。申し込み多数の場合は、緊急性の高いものを優先する。

京都新聞福祉活動支援
 福祉施設や団体、ボランティアグループを対象に、運営と設備の両部門で受け付ける。運営部門は他の団体に推奨でき、地域福祉に貢献する活動や事業に、設備部門は緊急の修繕や成果が期待できるものが対象。助成金の上限は50万円。申請は27日までで、選考委員会の審議を経て3月中旬に贈呈する。

工賃増へ向けての取り組み助成
 障害のある人の工賃(賃金)増につながる、施設や団体の経済活動を支援する。商品改良や販路拡大、設備整備などが対象で、来年度末までに具体的成果を上げられること。助成金上限は50万円。福祉活動支援との重複申請はできない。申請は27日までで、選考委員会を経て3月に贈呈する。