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おいしいレシピをご紹介します。

松下玲子
管理栄養士、製菓衛生師。
学校法人トモエ学園北大阪福祉専門学校、家政学教員。同志社女子大学家政学部食物学科卒業後、神戸市内の病院勤務を経て、1998年より現職。

●テーマ：手軽においしく、ヘルシー生活〈5〉（2007/08/07）

　

• きのことカラーピーマンのマリネ
• 豆乳スープ
• 豆乳くず餅

【肌の抵抗力高める】
　きのこと緑黄色野菜を使ったイタリアン風の一品。オリーブ油ベースのマリネ液で素材のもち味を引き出します。お肉やお魚などを加えてメイン料理にも使えます。

　バルサミコ酢は｢香り豊かな酢｣という意味で、ブドウ果汁から作れるイタリアの伝統的な黒酢。昔から貴族の間で体力回復剤として、消化促進、疲労回復の目的でスプーン１杯飲まれていたとのこと。

　カラーピーマンは、とうがらしと同種で中米原産。甘く、汁気が多いのが特徴です。赤･黄･緑のほか、オレンジ･紫･黒･白などさまざまな色があります。またビタミンCやβカロテンが豊富で、肌の抵抗力を高めるなど美容に気をつけたい人には最適の栄養素が含まれています。加熱処理をしてもビタミンCは壊れにくいという優秀な野菜です。

【材料（４人分）】〈1人あたり…120kcal〉

ピーマン（赤･黄･緑）		各２個
しいたけ		4枚
しめじ		1パック
エリンギ		中1本
レモン（薄切り）		4枚
A	バルサミコ酢	小4
	塩	小1/3
	黒こしょう	少々
	オリーブ油	大2と1/2
	にんにく（薄皮）	4枚

【作り方】

1. ピーマンはへたを除き、全体が黒くなるまで、強火で網焼きします。冷水にとり、薄皮をとって食べやすい大きさに切ります。
2. しいたけ、しめじは石づきを除きます。しめじは小房に分け、エリンギは３cm長さに切り、強火で網焼きします。
3. Ａはよく混ぜてマリネ液を作り、（1）（2）を合えます。レモンを加えて冷蔵庫で冷やします。
4. 汁気をきって盛りつけます。

【女性に不足がちな鉄分豊富】
　最近は豆乳ブームで、“飲む”だけでなく、料理やデザートにまで幅広く使われるようになりました。まろやかな、やさしい味わいのスープです。豆乳の原料は大豆ですが、大豆製品には、体の発育を助けるタンパク質、ビタミンＥ（老化防止）、女性に不足がちな鉄分(貧血予防)が豊富です。また骨粗鬆症など予防効果のあるイソフラボン、血液をきれいにする働きのあるサポニンなどの成分が含まれています。

【材料（４人分）】〈1人あたり…163kcal〉

豆乳		400ml
じゃが芋		100g
玉ねぎ		100g
にんじん		40g
しいたけ		3枚
あさつき		少々
塩・こしょう		少々
サラダ油		適量
A	水	300ml
	固形スープの素	1と1/2個

【作り方】

1. じゃが芋、人参は１cm角に切ります。玉ねぎは粗くみじん切りにします。しいたけは薄切りにします。あさつきは小口切りにします。
2. 鍋に、サラダ油を熱し、玉ねぎをよく炒めます。じゃが芋、人参、しいたけ、Ａを加え、柔らかくなるまで煮込みます。
3. 豆乳を加え、塩とこしょうで味を調え、あさつきを散らします。

【ヘルシーデザート】
　手軽に作れる、豆乳を使ったヘルシーデザートです。
　葛粉の代わりに、寒天で固めます。豆乳を牛乳に変えたり、豆乳に抹茶や練りごまなどを加えてバリエーションを楽しんでみてはいかがでしょうか。

【材料（４人分）】〈1人あたり…82kcal・1/8量〉

豆乳		1と1/2カップ
黒砂糖		50g
きな粉		大4〜5（お好み）
A	粉かんてん	１袋（約４g）
	水	1カップ
B	黒砂糖	50g
	水	50g

【作り方】

1. 鍋にＡを合わせて入れ、混ぜながら中火で１〜２分煮立てます。
   火を止めてから、豆乳と黒砂糖を加えます。
   黒砂糖をよく溶かし、一度濾します。
2. 粗熱をとって、流し缶に流し入れて冷蔵庫で冷やし固めます。
3. その間に黒蜜を作ります。
   鍋にＢを入れて中火で煮て溶かします。
   トロミがついたら火を止め、粗熱をとります。
4. （2）を型からはずして食べやすい大きさに切り、（3）の黒蜜ときな粉をかけていただきます。