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湖西方面に位置する朽木村は、
小浜市から京都にサバを運ぶ道中の
宿場町として栄えた地。

渓流釣りや川魚が味わえる渓流魚センターや
毎週日曜日と祝日に朝市が開かれる道の駅、
そして、牧場や癒しの温泉など、
朽木には楽しいスポットが盛りだくさん。

深緑がまぶしいこれからの季節、
家族や仲間を誘ってドライブがてら
出かけてみてはいかがでしょう。
地図はこちらを参考にしてください。
日曜朝市の詳細は（社）朽木村観光案内　TEL.0740-38-2398　まで。

●釣りと森林浴が満喫できる朽木渓流魚センター。

まずは、安曇川沿いの国道367号線から「梅ノ木」バス停のある前川橋を渡って、約5キロのところにある朽木渓流魚センターに向かいます。
ここは天然イワナが生息する自然渓流釣り場と人口渓流釣り場のある地として、釣りファンや家族連れに人気のスポット。取材当日は平日ということもあって、人陰もまばら。たっぷり森林浴を楽しむことができました。

イクラを餌に釣りをしているカップルや、おじさんたちに、何が釣れるのかと訪ねると「大きなイワナが釣れるよ!　塩焼きにすると、うまいよ」と笑顔で即答。すぐに調理してくれる「渓流館」で、さっそく試食することに。

27年も続く渓流館は、今年3月にリニューアルしたばかり。まっさらになった館内では、川魚の手料理はもちろん、四季折々の山の幸がいただける他、宿泊もでき、釣り好きには、たまらない宿舎になっているようです。

1人前1800円で、野外バーベキューも楽しめます。車を降りてすぐなので、車いすの人も便利です。

朽木渓流魚センター
予約、お問い合わせは下記まで。
7：00〜18：00
TEL 0740-38-5034
FAX 0740-38-5035

●深緑を目に、爽やかな風を受けて。

ふたたび国道367号線にもどり、爽やかな風を受けて安曇川沿いを北に走ります。
このあたりは山々の緑がとても美しく、窓を開けていると新鮮な空気が車中に舞い込んできて、とても心地の良いドライブコースです。

国道沿いには「鯖寿司」と書かれた看板の店が軒を連ね、風情のある宿場も点在しています。途中で「くつきそば永昌庵」と書かれた木の看板と味わい深い民芸調の建物が目についたので、ここで昼食をとることにしました。

車を止め入り口に進むと、足下には懐かしいポストと可愛らしい草花たちが出迎えてくれます。

のれんをくぐると、酒器やそば猪口、茶碗などが並ぶ陶器の数々や、とち餅や椎茸など地元の名産品がたくさん並べられ、中央には、桧やクルミの木で作られた長いテーブルが、窓に平行して配置され、安曇川が眺められるようになっています。

朽木の清らかな水と、北海道産の厳選されたそば粉を使って手打ちするそばは、売り切れ次第閉店になるとか。安曇川の静かな流れと鮮やかな山々の緑、そして窓の外に設けられた陶製の動物たちが遊ぶ庭を眺めながら、おろしそばに舌鼓。1人前で大満足できるボリューム感たっぷりのそばでした。

夏は川沿いでキャンプを楽しむ人たちが増え、にぎやかになるので、ゆっくりするなら今頃（初夏）か冬の雪景色の頃がオススメね、と奥さんが教えてくれました。

くつきそば 永昌庵 (えいしょうあん)
TEL.0740-38-3233
　 11:00〜17:00 （売り切れ次第終了）
水曜・第１第３木曜　定休

●どっしり構える乳牛たち。
　自然の恵みに感謝して。

宝牧場に着くな否や「モォ〜」と、いきなり声高らかに迎えてくれる牛舎の牛たち。

敷地面積約7ヘクタールほどもある宝牧場では、前日までに予約すると、牛の乳しぼり体験や子牛にミルクを飲ませることのできる触れ合い体験、正面入り口付近の「ふれあい館」では、手作りバター体験が楽しめます。

ふれあい館内のショーケースには、オリジナルのチーズケーキやソフトクリーム、アイスクリーム、シュークリームなどの乳製品はもちろん、手作りパンがテイクアウトできるようになっており、思わずソフトクリームを注文。
専務（オーナーの息子さん）の田原哲也さんは「乳牛は綱につながれている所が多いようですが、ここでは牛を縛らず、自由に牛舎で身動きがとれるように配慮しています」と語っていました。

分娩2カ月前になると搾乳をやめ、のんびり過ごさせてあげるようです。

おいしい牛乳を提供してくれる牛たちに感謝しながら、まったりとしたソフトクリームをなめていると、まるで幼い頃に戻ったかのよう。ほのぼのとしたひとときを楽しませていただきました。

●露天風呂でゆっくり。
　一日の疲れを癒す、くつき温泉てんくう。

約350万平方メートルのも広大な敷地にある「グリーンパーク思い出の森」。

その一角に、日帰り温泉+屋内プール「くつき温泉てんくう」があります。巨大な天狗像のある風呂ゾーンは有名で、全長21メートルのひょうたん形のプールやミニウォータースライダーがある水着着用のプールゾーンと併設されているのが魅力です。

子どもたちはプールで楽しみ、パパやママはサウナで汗を流したり、森林浴を楽しみながら露天風呂でゆったりしたり…。
一日の疲れをとるのには、やっぱりお風呂がサイコー。入浴後のお食事もできるので、休日前に訪れてみてはいかがでしょう。
詳細はこちらをご覧ください。