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  • 温か版画160点(2007/11/13)

写真  温かな作風で知られる仏版画家、観瀾斎(かんらんさい)さん(61)の「版画へんろみち」、「千の風に―絵本原画」作品展(京都新聞社会福祉事業団など後援)=写真=が南区の東寺食堂(じきどう)で開催中で、訪れた人たちを優しく包み込んでいる。

 独自の仏画世界を版画で表現する観瀾斎さんの作品は多くの人に親しまれている。展示しているのは2年がかりで完成した東寺や四国八十八カ寺を描いた「へんろみち」と、絵本「観瀾斎の千の風に」の原画など約160点。絵本は「千の風」の原詩をもとに完成、仏画とは一味違うほのぼのとした世界を表現している。

 観瀾斎さんは「どの作品も魂を込めて作り上げました。見る人に少しでも温かさや優しさを贈ることができれば」と話している。同展は11/25日まで。入場無料。