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  • はんこで彩色独自の絵(2008/03/11)

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 木製のはんこを使った独自の技法で作品づくりをしている西京区の染色家前田正志さん(56)の絵画作品展=写真=が中京区の京都国際ホテル「ギャラリー・ラポ」で開かれ、宿泊者らの目を引いている。

 「前田正志木判画展―曼荼羅・曼荼羅」(京都新聞社会福祉事業団など後援)で、はんこで彩色した作品14点を展示している。はんこは1センチ四方から数センチ四方のものまでさまざま。夜のピラミッドを描いた幻想的な作品「天空遺跡巡礼」や北山の雪景色を題材にした「北山有情」など、いずれも独自の作風。

 前田さんは「着物の染色だけではもの足らず、技法を絵画でも試しています。わが子にも作品を通して父親の姿を伝えたい」といい、さらに制作に意欲を見せている。会場ではチャリティー募金もしている。3月31日まで。