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  • みほとけの優しさに触れて(2008/10/21)

アクセス 仏版画家、観瀾斎(かんらんさい)さん(62)の作品展「東寺のみほとけ」、「版画 へんろみち」(京都新聞社会福祉事業団など後援)=写真=が、南区の東寺食堂(じきどう)で開催されており、優しさにあふれた作品は訪れた人たちの目を引いている。

 師を持たず、独自の作風で表現する観瀾斎さんの版画は多くの人に親しまれている。「東寺のみほとけ」は国宝「不動明王」や東寺観智院本尊「五大虚空蔵菩薩」など、東寺の仏像を扱った作品。四国八十八カ寺を描いた「へんろみち」とあわせ約200点を展示している。釈迦十大弟子を描いた無彩色の大作「天空の舞」もある。

 外国人観光客らの姿も見られ、熱心に鑑賞。観瀾斎さんは「少しでも多くの人に安らぎや癒やしを感じてもらえればうれしい。海外でも展覧会を開いて、東寺から仏画世界を発信していきたい」と話している。11月25日まで。入場無料。