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  • 30年記念誌を発行 福知山・竹毛希望の家(2008/11/25)

アクセス 福知山市の社会福祉法人「竹毛希望の家」(芦田ふゆ子理事長)が創設30周年を迎え、障害者の通所授産施設として歩んだ道のりを記念誌「きぼう」(B5判75頁)=写真=にまとめた。

 創設者で芦田理事長の母、石田すゑ顧問(95)が高校教師を退職後、65歳の時に女性ばかりの心身障害者共同作業所を開設したのが始まり。「竹毛」の名前は、苦難の後、63歳で市内に淑徳女学校(現福知山淑徳高)を創設し、女子教育に尽くした石田顧問の父の雅号から取られた。

 最初は職員2人、利用者3人で、石田顧問の自宅でスタート。その後、利用者も増え、今年3月には障害福祉サービス事業所「ちくもう」(多機能型定員30人)に移行し、通所者はクラブ活動などを楽しみながら作業に取り組んでいる。記念誌では、地域と一緒になった歩みを紹介しており、芦田理事長は「地域でみんなが幸せに生きて行けるセーフティーネットの役割を果たしたい」と話している。