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  • 児童養護施設の生徒、交通遺児に
    「卒業お祝い」を贈呈(2009/03/31)

 今春、中学、高校を卒業し、これまで生活してきた児童養護施設を離れる生徒らにこのほど、京都新聞社会福祉事業団から「卒業お祝い金」(1人3万円)が贈られた。

 同事業団に寄せられた善意の寄付金をもとに行っているもので、今年度は京都、滋賀の16施設55人に贈呈された。進学や就職などで施設を巣立ってスタートさせる新生活の資金などに活用してもらう。

 左京区の迦陵園では、同事業団の松本忠之常務理事から矢田祐一施設長らに高校生2人の「卒業お祝い金」が渡された=写真。矢田施設長は「旅立ちにあたり、ありがたいことです」と感謝していた。

 また、交通事故で親を亡くした小、中、高校生で、今春、卒業を迎えた生徒らに同事業団から卒業お祝いとして図書カードが贈られた。

 京都、滋賀の児童、生徒が対象で、小学生17人(1人図書カード5千円)、中学生24人(同7千円)、高校生22人(同1万円)の計63人に贈られた。新学期の図書購入に役立ててもらう。