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  • 視覚で自閉症支援など報告(2009/05/26)

写真  自閉症に関する正しい基礎知識や情報を伝えようと「自閉症セミナー ライフステージに合わせた支援」(京都新聞社会福祉事業団など後援)が16日、京都市中京区のハートピア京都で開かれた=写真。

 同セミナーは、京都府自閉症協会とNPO法人(特定非営利活動法人)生活支援センターあすくの主催で開催された。今回は「幼児期・児童期の支援」がテーマで、京都市発達障害者支援センター「かがやき」の澤月子さんが「転換期に立つ自閉症教育」と題して講演したほか、市立吉祥院小教諭、松尾博史さんが「子どもと教師のおもいをつなぐ視覚支援」のテーマで、育成学級での取り組みを報告した。

 会場には、教育関係者や福祉関係者、一般市民ら約170人が訪れ、熱心に聞き入っていた。近年、ことばだけでなく絵などによる視覚を通じての支援のありかたが定着してきており、具体的な支援教育の報告にうなずく姿も見られた。同セミナーは、6月に「青年期・成人期の支援(生活編)」、7月に「青年期・成人期の支援(就職編)」をテーマに開かれる。