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三千院、アジサイしっとり
小堀門主らの墨蹟展も開催(2009/06/30)

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 梅雨本番を迎え、左京区大原の三千院(小堀光詮門主)で、アジサイが見ごろを迎えている=写真。同院では「あじさい祭」が開催中で、訪れた参拝者らは、日本古来の品種ともいわれるアジサイなどを楽しんでいる。

 奥の院のアジサイ園には約3000株があり、今が見ごろ。ヤマアジサイのような見慣れたものから、日本産の原種に近いとされるホシアジサイなどがあり、雨にぬれた杉木立とのたたずまいは、三千院の梅雨時の光景をしっとりと引き立てている。

 アジサイ園が整備されたのは約30年前といい、この時期に訪れる人も多いという。辻山堯英総務課長は「アジサイの花は今年は少し小ぶりのようですが、ぜひ、梅雨の花を楽しんで」と話している。

 また、客殿では墨蹟展が開かれ、小堀門主らの書約140点が展示中。同展の収益は京都新聞社会福祉事業団などに寄託される。「あじさい祭」などは7月14日まで。