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高齢者にうな丼振る舞い(2009/09/29)

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 うなぎ料理専門店「京極かねよ」(中京区)で毎月15日午前11時から、70歳以上の高齢者先着30人に「うなぎ丼」が無料で振る舞われている=写真。

 樋口英二郎社長(61)が「うなぎを食べてずっと元気に」と今年5月から始めた。高齢者には、「よければ募金を」と呼びかけ、社員からの寄付も合わせて毎月3万円を「地域福祉に役立てて」と京都新聞社会福祉事業団に寄託している。9月15日も開店前から高齢者が待ち並び、この日は25人に無料で提供された。備長炭で香ばしく焼きあげた浜松産うなぎの丼は、多くの高齢者にとっては昔なじみの味。東山区の男性(74)は「子どものころ、祖父母に連れてきてもらってからの常連。これを食べると元気になる」と大喜び。西京区の女性(75)は「偶然、店の前を通り、張り紙を見てきました。おいしいです」と話していた。高齢者は思い思いに手作りの募金箱に志を入れていた。