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工賃増への取り組み助成(2009/10/20)

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 障害のある人を応援する京都新聞社会福祉事業団の「工賃増へ向けての取り組み」助成がこのほど、京都の10団体に行われた。

 厳しい経済状況にあって、障害のある人たちの収入増につながるよう、授産所などの工賃増に向けた取り組みに助成するもので、初めて実施した。対象は、新商品の開発や材料費、品質向上のための改良費、新技能や技術を学ぶ研修費など。11件の申請があり、10件総額133万8千円が助成された。

 このうち、上京区の授産施設、上京ワークハウスには牛乳パックなどの再生紙を使った「すかし入りポストカード」を作る型抜き材料などへの助成が行われ、商品化の取り組みが始まった=写真。藤井嘉子所長は「付加価値をつけて人気商品に」と期待していた。

助成団体は次の通り。

南丹市社会福祉協議会あじさい園(15万円・クッキー新商品開発)
就労ネットうじ みっくす はあつ(同・宇治うどん商品化)
南丹市社会福祉協議会ワークセンターびび(10万円・米粉パン事業指導料)
京丹波町共同作業所(同・陶芸製品指導料)
修光学園HOLYLAND(15万円・さおり織り新規開発指導料)
上京ワークハウス(10万円・すかし入りポストカードなど制作)
白百合会洛陽授産所(15万円・手織りマフラー品質向上)
菊鉾会テンダーハウス(同・鈴華織り品質向上)
宇治東福祉会ワークセンター宇治作業所(16万8千円・コットンバック制作指導料)
オリーブの会オリーブホットハウス(12万円・干しイモの製品化など)