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絵画展で「福祉募金」(2009/11/24)

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 日本画、水墨画、水彩画を描くグループ「虹の会」(中藤益子さん指導・主宰)の「第20回虹の会自然を描く展」がこのほど、北区・キタオオジタウン内の「SPACEろさんじ」で開かれ、多くの来場者でにぎわった=写真。

 5歳から86歳までの会員50人が、色紙などに描いたデッサンや人物、動物、静物、花鳥画など82点を展示した。作品は絵画教室で描いたものなどで、訪れた人たちはゆったり鑑賞しながら、出展者とできばえについて話すなど、楽しいひと時を過ごしていた。また、会場内には地域福祉への善意を呼び掛ける募金箱が設置され、展覧会後には作品の売り上げの一部など約7万円が京都新聞社会福祉事業団に寄託された。

 中藤さんは会員のメンバーとともに、今年5月からは月1―2回、北区の医療介護複合施設で絵の指導もしている。中藤さんは「この会は、年齢層が幅広いことで、人への思いやりや優しさ、自然を大切にすることの大切さなどについても学べる場になっています。展覧会も20回を迎え、今回も心温まる善意を集めることができました。こうして地域社会に役立つことができて、とてもうれしいです」と話していた。