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「事始め」の鏡もちで元気に(2009/12/22)

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 京都・祇園の京舞井上流家元、井上八千代さん宅(東山区)のけいこ場に飾られた鏡もちが14日、京都新聞社会福祉事業団を通じて京都市内の3児童養護施設に師走のプレゼントとして贈られた=写真。

 迎春準備に入る13日の「事始め」で、鏡もちはひな壇にずらりと並べられて新春ムードを高めた。その後、同事業団に届けられ、井上流の関係者から、和敬学園(上京区)、迦陵園(左京区)、平安養育院(東山区)の3施設にプレゼントされた。

 鏡もちは年末や年始に子どもたちにふるまわれる。迦陵園の矢田祐一施設長は「縁起のいいおもちで、とてもありがたいです。毎年、子どもたちが楽しみにしており、おおみそかのぜんざいや、お雑煮でおいしくいただきます」と話していた。また、井上さんからの「よいお年をお迎えください。おもちをいっぱい食べて元気に過ごしてください」とのメッセージも伝えられた。