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「京のつちたま」が好評
工賃増へ亀岡・南丹の施設(2010/02/16)

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 亀岡、南丹市などの障害者福祉施設と京都伝統工芸大学校(南丹市)が協力して、オリジナル授産製品「京のつちたま」を開発販売し、評判を得ている。

 つちたまは独自の配合で色付けした土を焼き締めた陶器の玉。直径は1センチ前後で、12色の玉を組み合わせ、携帯ストラップやピアス、イヤリング=写真=などにして販売している。重度の障害のある人が粘土をこねるなどの作業にあたることができ、少しでも工賃増につながるように企画した。2年前に販売にこぎつけ、昨年5月から今年1月の間に約1200個、約100万円の売り上げがあった。各施設では「これからもいろんな製品に活用していきたい」と張り切っている。

 西友亀岡店内の「なんたんハートショップ」などで販売しているほか、ホームページや通信販売会社でカタログ販売も行なわれている。08年度に京都新聞社会福祉事業団の福祉活動支援・運営助成を受けた。