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芸術家とコラボ―障害者が陶芸に挑戦(2010/03/02)

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 障害のある人が芸術家と協力してさまざまな作品を仕上げる「アート&カフェ」(京都新聞社会福祉事業団など後援)という催しが14日、亀岡市の「ガレリアかめおか」で行われた=写真。

 芸術家と協力して作品を作ることで、ものづくりなど、いろんなことに挑戦してもらうねらい。NPO法人ホップすてーしょん(亀岡市)が企画し、同市や京丹波町、京都市内などから自閉症や身体障害のある人、スタッフら約40人が参加した。この日は粘土を使って時計を埋め込む型や、ランプシェード、陶板などを制作した。陶芸家から型作りなどの指導を受けながら、参加者は粘土に挑戦。形を整えるのに苦労しながらも楽しく作品作りをした。

 同法人代表の田中弥生さん(50)は「障害のある人だけでなく家族にも、ものづくりを楽しんでもらえたらうれしい」と話していた。この取り組みは「創作コース」と「陶芸コース」の2コースで行い、制作した作品は3月24〜30日の間、亀岡市文化資料館で展示される。