トピックス

幼児・児童期の援助に関心 中京で自閉症セミナー(2010/05/11)

写真

 自閉症に関する正しい理解や情報を伝える「自閉症セミナー ライフステージに合わせた支援」(京都新聞社会福祉事業団後援)がこのほど、京都市中京区のハートピア京都で開かれた=写真。

 今回は、「幼児期・児童期の支援」をテーマに開かれ、京都市立吉祥院小の松尾博史さんが「特別支援学級(育成学級)における自閉症児教育」と題し講演した。松尾さんは、伝わるほめ方や、校内での遊びを通じた交流などについて事例をもとに講演。続いて市立大薮小の北福浩章さんが「大薮小学校ひまわり学級の一日」をテーマに、育成学級での取り組みをもとに、過不足ない援助の必要性などについて報告した。セミナーには保護者のほかに、保育や教育関係者、福祉関係者ら約120人が参加し、熱心に聞き入っていた。

 セミナーは、京都府自閉症協会とNPO法人生活支援センターあすくの主催で、5月22日に「青年期・成人期の支援(生活編)」、6月12日に「青年期・成人期の支援(就労編)」のテーマで開催される。