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124人に「愛の奨学金」給付(2010/07/13)

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 京都新聞社会福祉事業団はこのほど、2010年度の「京都新聞 愛の奨学金」を高校、大学生124人に給付した。

 京都新聞朝刊の「誕生日おめでとう」コーナーに寄せられた寄付金などをもとに、学資援助を必要とする若者を支援しており、1965(昭和40)年に始まった。対象は、京都府、滋賀県在住の大学・短大生、専門学校生、高校生で、選考委員会で大学・専門学校生29人、高校生95人、計124人への給付が決まった。

 3日、京都新聞社で大学生に年額14万4000円、高校生に同7万2000円(いずれも返済不要)が手渡された=写真。「全額、後期の学費に使わせていただきます」、「進学にむけて試験の費用に」、「欲しかった参考書や問題集をたくさん買います」などと奨学生は感謝していた。今年度から高校授業料の無償化が始まったが従来から学費免除の対象となっていた高校生も多く、高校、大学生合わせて前年度を45人上回る366人からの申請があった。また、京滋15カ所の養護施設から通う高校生137人に奨学激励金1人3万円(同)も給付された。