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コンサートで福祉貢献
中京区の楽器店(2010/07/27)

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 クラシック音楽の楽しさをプレゼントするとともに、地域福祉の向上にも役立ちたいと「第56回チャリティークラシックコンサート ディ フロイデ」(京都新聞社会福祉事業団後援)が16日、中京区の旭堂楽器店サンホールで開かれた=写真。

 ピアニストの小田切美穂さんがドビュッシーの「12の練習曲集」やバッハの「イギリス組曲第6番ニ短調BWV811」などを演奏。来場者は祇園祭宵山のひととき、ピアノの美しい音色を楽しんだ。

 コンサートは旭堂楽器店が会場を無償で提供し、演奏者もチャリティーコンサートの趣旨に賛同してボランティアとして参加している。2カ月ごとに開かれ、入場料全額を京都新聞社会福祉事業団に寄付しており、今年で9年目を迎え、寄託総額は今回で350万4110円となった。寄付金は福祉施設や団体への助成や障害のある人の活動の場を広げるキャンプ・レク活動への助成などに活用されている。

 多田裕昭社長(42)は「若い演奏家に演奏する場を提供し音楽界の発展に協力したいという思いと、社会貢献を考えコンサートを始めました。多くの人に気軽にクラシック音楽を楽しんでもらいたい。これからも続けていきます」と話している。