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練習の成果競い合う
左京で「ボッチャ」大会
(2010/10/12)

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 第12回京都障害者ボッチャ大会(京都新聞社会福祉事業団など主催)がこのほど、左京区の京都市障害者スポーツセンターで行われ、障害のある人たちが日ごろの練習の成果を競い合った=写真。

 ボッチャ競技は、直径約8センチの皮製のボールを、最初に投げた的球にどれだけ近く投げるかで得点を競う。重い障害のある人でも競技できることから、パラリンピックなどの国際競技種目にもなっている。

 大会には重度の障害のある人ら20人が参加し、4つのクラスで男女別の個人戦を行った。各選手は自分の球が相手の球よりも的球の近くに行くよう精神統一しながら真剣に投球し、拍手を受けた。

 福祉施設に通う駒路暁彦さん(21)は「今年は時間がなく、あまり練習できませんでした。みんな強い人ばかりで、なかなか勝てなかったですが、1勝できてうれしかった。これからはこの大会だけでなく、もっと多くの大会に出場して、経験を積んでいきたいです」と意欲的に話した。