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障害のある人の収入増へ助成
社会福祉事業団
(2010/10/26)

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 障害のある人を応援する京都新聞社会福祉事業団の「工賃増ヘ向けての取り組み」助成がこのほど、京都府内の5団体に行われた。助成は、障害のある人たちの収入増につながるよう、福祉施設、団体の取り組みに対して行われ昨年に続き2回目。

 対象は、新商品の開発や材料費、品質向上のための改良費、新技能や技術を学ぶ研修費など。8件の申請に対して5件総額78万5040円が助成された。このうち、障害者就労支援事業を行う「Peace-full Link」(伏見区)には、ガラス工芸の新商品開発につなげるため、ネックレスなどを制作する技術の向上を目指して、助成をもとに工芸会社から専門家を招いての技術指導が行われた=写真。職員の橘直樹さん(31)は、「多くのアイデアが得られ、今後の商品づくりが楽しみ」と話していた。

助成団体は次の通り。

  • ワークセンター宇治作業所(19万6000円、パン・クッキー作り指導料)
  • 京丹波町共同作業所瑞穂支所(10万円、ビーズアクセサリーなどの商品化)
  • 障害福祉サービス事業所ちくもう(9万6440円、コサージュ商品の改良、福知山市)
  • 特定非営利活動法人麗山風音(19万2600円、障害者のための洋服リフォーム指導料、右京区)
  • Peace-full Link(20万円、ガラス工芸品などの商品化)