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アートと地域、自然のコラボ
亀岡で絵画展
(2010/11/02)

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 アートを核に障害のある人たちと地域とのつながりなどを目指す「丹波国分寺跡アートスケープ」(京都新聞社会福祉事業団など後援)が亀岡市の丹波国分寺跡一帯でこのほど、6日間にわたって開催された。

 京都府と社会福祉法人松花苑「みずのき」の主催で、現代アーティストの宮下忠也さんが総合プロデュースした。「みずのき」では、1964年から障害のある人の絵画制作活動に取り組んでおり、作品がスイスのアール・ブリュット美術館に収蔵されるなど高い評価を得ている。そのうちの一人である山崎孝さんの絵画約10点が国分寺庫裏で展示=写真=されたほか、本堂では大阪在住のアーティスト山岡敏明さんの作品が展示された。

 また、ワークショップ参加者らによって和紙のランタンが作られ、京都市在住の作家森太三さんが制作し、水を張った田んぼに置かれた100基のほこら型のオブジェの中に設置。夕暮れとともにランタンに火が灯されると幻想的な光景が広がった。

 来場者は、障害のある人が制作したアートと地域、自然とのコラボレーションを楽しんだ。