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おでかけ公演開幕
京都新聞社会福祉事業団
(2010/11/16)

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 高齢者や障害のある人が利用する福祉施設を劇団などが訪れ、劇や演奏などを楽しんでもらう「京都新聞おでかけ公演」が始まった。2日には、福知山市猪崎の養護老人ホーム三愛荘で約100人のお年寄りらが時代劇ショーを観賞した=写真。

 「おでかけ公演」は京都新聞社会福祉事業団が実施しており、今年度は5施設で来年2月にかけて演劇、演芸、音楽などの「出張公演」を行う。

 三愛荘では、東映剣(つるぎ)会の俳優らでつくるボランティア団体「心企画」によるオリジナル劇公演があり、メンバーの役者3人が迫力満点の殺陣を披露した。刀の構え方や切り方、切られ方などについての楽しい話に、笑いが響き、最後は、テレビドラマの水戸黄門の主題歌などを合唱して盛り上がった。

 竹内正則施設長(54)は、「普段見ることのない生の殺陣が見られ、喜んでもらいました。明日からも元気に過ごしてもらえます」。心企画の中野勝久代表(55)も、「時代劇の良さを広めていきたい」と笑顔で語っていた。

 他の実施施設は次の通り。

特別養護老人ホーム近江第二ふるさと園(彦根市)
久御山町老人福祉センター荒見苑(久御山町)
医仁会武田総合病院通所リハビリ(伏見区)
介護老人保健施設ケアコミュニティ淀(同)