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「事始め」の鏡もちをプレゼント
京舞井上流家元
(2010/12/21)

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 京都・祇園の京舞井上流家元、井上八千代さん宅のけいこ場に飾られた鏡もちが13日、京都新聞社会福祉事業団に寄せられ=写真、同事業団を通じて京都市内の3児童養護施設に師走のプレゼントとして贈られた。

 事始めの同日、祇園の芸舞妓たちは新年のあいさつで家元宅を訪れた。鏡もちはひな壇にずらりと並べられ、新春ムードを高めた。

 各施設では、お正月に子どもたちにふるまわれる。平安養育院職員の先ア隆雄さん(30)は「縁起のいいおもちを毎年、子どもたちがおいしくいただいています。おやつの時間や中高生の夜食にも出しており、とてもありがたいです」と話していた。また、井上さんからの「今年も多くのお子たちにおもちを贈ることができ、うれしいです。おもちをいっぱい食べてよい年を迎えてください」とのメッセージも伝えられた。