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伝えたい思い、表現できた
京都手話フェスで交流会
(2011/02/15)

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 「第6回京都手話フェスティバル」(京都新聞社会福祉事業団など主催)がこのほど、中京区の京都新聞文化ホールで開かれた。

 コンテストで最優秀賞の高山彩さん(28)=右京区=は「夢かと思い、涙が出ました。自分を変えたいという思いと母だけでなく他の聞こえない人にも優しく接したいという思いで出場しました。もっと頑張り、手話通訳士の資格を取りたい。以前、母も賞をもらっており、親子で賞が取れてうれしい」。

 優秀賞の長谷川裕美さん(20)=上京区=は「日常伝えきれない感謝の思いをこの場を借りて母に伝えられてよかった。賞をもらったことで、自信がもてるようになって、近畿ろう学生懇談会などでの活動に力を注ぎたい」。

 京都新聞社会福祉事業団賞の北門由紀子さん(30)=中京区=は「伝えたいことを手話で表すことができ、技術を高めるいい機会になりました。手話通訳士や手話検定を目指して勉強します」。

 同フェスティバルでは、約350人の聴衆を前に、一般の部10人、子どもの部4組が手話で発表、最後に各賞受賞者らは楽しく記念撮影=写真=した。