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府内初の障害者マイスター制度
山城地域で創設、9人認定
(2011/03/29)

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 障害のある人の就労や社会参加を推進するために、府内初の「障害者山城地域マイスター」が創設され、このほど第1号となる9人が認定された=写真。

 同マイスターは山城地域に在住する障害のある人で、企業や福祉施設などで卓越した技能を有する人を対象に推薦を受け、学識者らでつくる推薦委員会が審査する。マイスター認定者には創設した府山城広域振興局の認定証が交付された。

 認定者には、ヘルパー2級資格を取得し、介護補助業務に専念する女性や建築業で20年間無欠勤の男性、正規職員としてリネン業務を28年続ける重度障害のある男性らが含まれている。地域別では宇治市5人、長岡京市2人、京田辺市、木津川市各1人。

 障害者の相談を受けるピアカウンセラー業務で認定された長岡京市の畑中由美さん(44)は「認定を受け、うれしい。意気込むことなく、自分のスタイルを持ち続け、障害のある仲間が自分らしく生きていけるようサポートしていきたい」と喜びを話した。