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地域福祉向上を
慈善クラシック演奏会
(2011/07/26)

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 クラシック音楽の楽しさを多くの人に知ってもらい、地域福祉の向上にも役立ちたいと「第62回チャリティークラシックコンサート ディ フロイデ」(京都新聞社会福祉事業団後援)が15日、京都市中京区の旭堂楽器店サンホールで開かれた=写真。

 ピアノ・黄原直美さん、バイオリン・西山佳代さん、堀貴美子さん、ビオラ・河原結花さんがショパン「幻想即興曲」、マスネ「タイスの瞑想曲」などを演奏。来場者は祇園祭宵々山のひとときを西洋楽器の奏でる美しい音色を楽しんだ。

 コンサートは旭堂楽器店が会場を無償で提供。演奏者も趣旨に賛同し、ボランティアで参加している。2カ月ごとに開かれ、入場料全額を京都新聞社会福祉事業団に寄付している。

 今回は東日本大震災の救援金として一部を寄託した。寄託総額は今回で366万9610円となり、同事業団が福祉施設や団体への寄金に活用している。

 同店の多田裕昭社長(43)は「皆さんのおかげで10年目を迎えられました。長く続けられたのも、数々の演奏者や来場者の皆さんのおかげです。今後も音楽を通じて皆さんに元気を持ってもらいたい」と話す。