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的玉狙い、えいっ
京でボッチャ大会
(2011/09/27)

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 第13回京都障害者ボッチャ大会(京都新聞社会福祉事業団など主催)が19日、京都市左京区の市障害者スポーツセンターで開かれ、日ごろの練習の成果を競った=写真。

 ボッチャは脳性まひや四肢に障害のある人を主として対象にしたスポーツ。直径8センチの白い的玉を目がけ、個人戦では2人の選手が赤と青の玉を6球ずつ投げてどちらが的玉に近づけられたかで勝敗を決める。パラリンピックなどの競技種目にもなっており、1999年からは日本選手権が開催されるようになった。

 大会には府内を中心に療護施設入所者や養護学校生ら18人が参加。車いすの人のクラスや補助具を使って転がすクラスなど、障害の程度や種類別に5つに分かれ、1人2試合から4試合をプレーした。 府立心身障害者福祉センター(城陽市)に入所する全盲の平野文雄さん(53)は「5年前に入所してすぐ誘われて始めました。投げる位置は職員の方から声をかけてもらっていますが、目が見えなくてもこれだけできるものか、と楽しんでいます」と話していた。