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工賃増へ府内5施設に助成(2011/11/15)

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 京都新聞社会福祉事業団が2年前から行っている、障害のある人の応援「工賃増へ向けての取り組み」の本年度助成対象に、府内の5施設が選ばれ、総額69万6000円が助成された。

 このうち、特定非営利活動法人「で・らいと」が運営する「チェリー工房」(城陽市)には、新製品エコバッグの開発・材料費として16万円が贈られた。

 チェリー工房はJR城陽駅前商店街にあり、精神や身体の障害者ら28人が作業している=写真。エコバッグはスーパーの買い物袋削減で注目が高まっている上、手作業で多くの飾りを付けられ、オリジナル商品を作るのに便利なので、この10月に商品化に向けての開発に踏み切った。

 同工房では利用者の平均工賃を月額6050円から1万円に引き上げるのを目標にしている。

 他の助成団体は次の通り。

  • ワークセンター宇治作業所(19万6000円、食品・弁当づくり指導料)
  • 京丹波町共同作業所瑞穂支所(6万円、木工自主製品事業指導料)
  • 特定非営利活動法人麗山風音(10万円、障害者のための洋服リフォーム、便利グッズ製作指導料、右京区)
  • Peace−Full Link(18万円、洋裁、ガラス工芸の商品づくり指導料、伏見区)