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利用者ら大道芸に笑顔
草津・「むれやま荘」

「おでかけ公演」京滋10施設で(2011/11/29)

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 京都新聞社会福祉事業団が実施する「おでかけ公演」が3日、草津市の滋賀県立障害者自立施設「むれやま荘」で開かれ、利用者らが大道芸を楽しんだ=写真。

 おでかけ公演は、福祉施設を劇団などが訪れ、高齢者や障害のある人に演芸や音楽などを楽しんでもらう催し。2006年度から毎年実施している。本年度は京都府、滋賀県の10施設で、時代劇や歌謡、大道芸などの出張公演を来年2月まで行う。

 「むれやま荘」での公演は本年度3回目。府北部を中心に活動する特定非営利活動法人「あまのはしだて座」のメンバー2人が、大皿まわしや傘まわしをはじめ、滋賀県の名所を表現したオリジナルの南京玉すだれなどを披露した。観賞した約50人の利用者らは、大道芸の技が決まるたびに拍手し、ひょうきんな動きに会場は笑いの渦に包まれた。

 「むれやま荘」職員の流石幸訓さんは「にぎやかな催しで、利用者にとって楽しい一日になりました」と満足げ。あまのはしだて座の沖上洋代表は「滋賀県では初公演でしたが、たくさんの手拍子と笑顔をいただきました」と話していた。