京都新聞掲載「アクセス」

熱唱、オペレッタも披露

合唱団ポケットが24周年コンサート(2012/07/17)


photo  障害のある人もない人も共に歌うことを目指す合唱団ポケットの24周年記念「木が一本あればコンサート」が6月24日、右京ふれあい文化会館ホールで開かれた=写真。

 合唱団ポケットは、1988年の発足。団員50人で、自閉症や知的障害などの障害のある人が多い。これまで3〜5年おきにコンサートを催しており、今回で6回目になる。

 コンサートは2部に分かれ、第1部では「バラバラで一緒」をテーマに「ありがとう」「みんなで一歩」など9曲を熱唱。第2部では、木が1本しかなくなった山に花や動物が戻ってくるようにみんなが努力する姿を描いたオペレッタを披露した。

 会場は立ち見が出るほどの盛況。団長の野路井素子さん(41)は「一人一人の個性と力が舞台で表現できました。会場からも『良かった』『元気をもらった』などの言葉をいただきました」と話していた。