京都新聞掲載「アクセス」

154人に「愛の奨学金」

京都新聞社会福祉事業団(2012/07/31)


photo  京都新聞社会福祉事業団は21日、2012年度京都新聞「愛の奨学金」贈呈式を行った=写真。

 奨学金は1965(昭和40)年の創設。京都新聞朝刊に掲載の「誕生日おめでとう」コーナーに寄せられた寄付金と、交通遺児向けをはじめとする協賛寄付金などをもとに、京都府、滋賀県在住の支援が必要な若者に手渡している。

 本年度は申請のあった296人から、選考委員会で大学・短大・専門学校生56人(一人年額14万4000円、返済不要)と高校生98人(同7万2000円、同)の計154人を選んだ。

 式では選考委員の小山隆・同志社大教授が「自分にとってすてきな人生を歩む手助けにしてください」とあいさつ。受け取った若者は「自分が社会に出たときには寄付できるようになりたい」(高3・女)「文具や参考書を買います。社会に貢献できるように使わせてもらいます」(高2・男)などと話した。

 また京滋15カ所の養護施設から通う高校生166人に一人3万円(同)の奨学奨励金が給付された。