京都新聞掲載「アクセス」

障害者らが海釣り体験
府立海洋高の生徒ら手助け(2012/08/28)


photo  「みんなで海釣り−障害のある人の体験講座」(京都新聞社会福祉事業団など主催)が18、19の両日、宮津市で行われた。

 18日は宿舎で自立生活問題研究所の谷口明広所長の講座や釣りインストラクターによる釣りの安全・マナーを受講。19日には府立海洋高校桟橋で、京都、兵庫、広島から参加した障害のある人、介助者、ボランティアら約180人がカマスやクロダイを次々と釣り上げ、釣りを通じての交流を楽しんだ=写真。府立海洋高も桟橋を特別に開放し、生徒・教員50人が手助けした。

 身体に障害がある男性(52)は「親子で釣りが楽しめました」と長男(12)と喜んだ。府磯釣連合会の畑中正好さん(60)は「趣味の釣りでお役に立ててうれしい」と話し、マルキューファングループの宮川明会長(65)は「皆さんが釣りをされている姿に元気をいただきました」と目を細めた。府立海洋高の河口智博さん(17)も「2回目の参加ですが、今回は皆さんに積極的に声をかけ、一緒に釣りを楽しめました」と笑顔で語りかけた。