京都新聞掲載「アクセス」

農業通しチャレンジ精神養う
左京で若者サポートプログラム(2012/11/20)


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 京都若者サポートステーションと京都市北青少年活動センターは、農業を使った就業体験プログラムを京都市左京区岩倉の畑で行っている=写真。

 野菜を作り販売し利益を分配する一連の作業を通じて、仕事に必要な主体性やチャレンジ精神を身につけてもらう狙い。失業中やアルバイト中の20〜30代の若者11人が受講している。

 プログラムは今回が初めて。9月から12月の間、約500平方メートルの畑で成長の早いラディッシュ(はつか大根)をはじめ、聖護院かぶ、白菜など約10種類を、週3回午前中の農作業の時間に栽培している。販売は各区の青少年活動センターを中心に行うが、出荷時期や価格は受講生が話し合いアイデアを出し合って決めるのが特徴。

 京都若者サポートステーション総括コーディネーターの松山廉さん(43)は「プログラムを通じて、自分を表現する材料を発見して欲しい」と話している。