京都新聞掲載「アクセス」

大学生が雪かきキャンプ
美山(2013/02/26)


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 山間の集落で地元のニーズに応えるボランティア「雪かきワークキャンプin美山」が4日から10日まで、南丹市美山町の知井地区で開催された。

 華頂短期大の名賀亨准教授が代表を務める京都ボランティア学習実践研究会の主催。2008年から毎年夏、秋、冬にワークキャンプを開いており今回が17回目。京阪神地域の大学生ら22人が参加した。学生らは町内の集落を訪問、雪かきや用水路の泥上げ=写真=など、雪の中を泥だらけになりながら作業に励んだ。

 夜には振り返りやグループディスカッションを通して、学生らはその日の作業の中で何をして何を学んだかなどを話し合っていた。

 キャンプの合間には地元の人との交流もあり、名賀代表は「共同作業を通じて自分を見つめ直し、人が生きることの意味を感じてくれたと思う」とボランティアのもう一つの意義を語っていた。