障害のある人もない人もともに集う「夏まつり」が21日、草津市笠山の滋賀県立障害者福祉センターで開かれた。
「共に生きる」がメーンテーマ。障害への理解と認識を深めてもらおうと同センターが毎年開いており、今年で23回目を迎えた。
汗ばむほどの日差しの下、子ども連れの家族や障害のある人ら約1650人が参加。草津養護学校音楽部の演奏や龍谷大よさこいソーラン華舞龍(かぶりゅう)の演舞などが披露され、参加者らは、障害者施設や団体が出店したたこ焼きやカキ氷などの模擬店を楽しんでいた。参加者それぞれの思いを込めたメッセージが書かれた和紙でできた色とりどりのエコ風船を飛ばし、まつりを締めくくった=写真。
同まつり実行委員長の渡邉武さん(78)は「夏まつりが障がいのある人の集える場になってきています。メーンテーマの『共に生きる』という意味をもう一度考えて、誰もが生きやすい社会になるためのまつりにしていきたい」と話していた。