京都新聞掲載「アクセス」

障害あっても働きたい
大阪で経営パラリンピック(2013/09/24)


photo  「福祉と経営の融合」を基本理念に、顧客から喜ばれる商品・サービスづくりと障害のある人や就労の困難な人が生き生きと輝ける就労の場づくりについて学ぶ「経営パラリンピック・合魂会」が16日、大阪市天王寺区のクレオ大阪で開かれた。福祉に携わる人ら約45人が参加した=写真。

 大阪で段ボール加工業を営む矢野紙器の矢野孝社長が人材育成や障害のある人の就労移行支援の取り組みについて基調講演した。

 続いて企業3社の代表者らが障害のある人の就労移行への支援や障害者雇用の取り組みなどについて報告。京都産業大や大阪成蹊大で「福祉と経営の融合」を学んだ学生たちが大阪市内で野菜鮮魚専門店を起業し障害のある人たちの職域を商品小売業で拡大させた経験を披露したほか、金属材料販売業者が、農家と中小企業が連携し就職困難者の就労訓練の場の提供したことなどを報告した。参加者から質問や意見が出され、活発な意見交換が行われた。