京都新聞掲載「アクセス」

独創的な作品ずらり
天才アートミュージアム展(2013/11/12)


photo  障害のある人が制作した作品を展示する「天才アートミュージアム展2013」が、2日から京都市中京区堀川通御池東入ルの堀川御池ギャラリーで開催されている=写真。NPO法人障碍者芸術推進研究機構の主催。

 作品展には同機構の制作会である「アトリエ会」の登録作家の作品を中心に京都府内の福祉施設、京都市内の総合支援学校などに通う10代〜50代の障害のある人が制作した陶器や絵画、立体作品など約100点が飾られている。会場には色鉛筆や水彩、アクリルなどで描かれた風神、雷神や富士山、仏像画などの絵画をはじめ樹脂粘土でできた「見ざる・言わざる・聞かざる」の3体のサル、色紙を昆虫や動物などの形に切り抜き立体的に造形された切り絵など独創的な作品が並び、来場者らはそれぞれの作品に見入っていた。

 3日には障害のある人の芸術活動の推進のあり方について考えるシンポジウムも開かれた。17日まで(11日休館)、午前11時〜午後6時。入場無料。