京都新聞掲載「アクセス」

地域とともに歩むため
「はるの里まつり」にぎわう(2013/11/26)


photo  地域の人に障害のある人のことを理解してもらうためのイベント「はるの里まつり」が17日、京都市西京区山田の大吉見公園で開かれ、多くの人たちでにぎわった=写真。

 生活介護事業所「はるの里」が施設運営費作りのため毎年実施。前日の準備から当日の運営などを地域住民や洛西高、桂高の生徒ら約70人が支えた。

 まつりでは、地域住民から提供された日用品や食料品、衣類などのほか、利用者が製作したマツぼっくりでできたクリスマスリース、草木染めのコースター、手作りハガキなどの授産製品や東日本大震災で被害を受けた障害者施設のクッキーなども販売された。

 ステージでは、同里の利用者らが「大きな栗の木の下で」などを歌い、ボランティアグループのハーモニカ演奏やよさこいソーランの演舞などでまつりを盛り上げた。

 施設長の村井文枝さん(55)は「これからも地域とともに歩みたい。たくさんの人に支えられていることが財産です」と話していた。