京都新聞掲載「アクセス」

「事始め」の鏡もち寄贈
京都市内3児童養護施設に(2013/12/24)


photo  京都・祇園の迎春行事「事始め」で飾られた鏡もちが今年も、京都新聞社会福祉事業団に寄せられ、同事業団を通じて京都市内の3児童養護施設に師走のプレゼントとして贈られた=写真。

 事始めは毎年12月13日に行われ、祇園の芸舞妓たちが京舞井上流の家元井上八千代さん宅を訪れ新年のあいさつをする。その際、鏡もちはひな壇にずらりと並べられ、新春ムードを盛りあげる。

 施設は和敬学園(上京区)、迦陵園(左京区)、平安養育院(東山区)。各施設では、お正月に雑煮や焼き餅にして、中高生の夜食などに振る舞う。井上さんは3施設の職員におもちを手渡し、「これから寒くなってきますが、風邪などひかないように気をつけてください。みなさん、どうぞ良い年をお迎えください」とあいさつした。