京都新聞掲載「アクセス」

ボランティア雪かき
美山、学生ら25人(2014/03/10)


photo  住民の半数以上を高齢者が占める限界集落で、住民のニーズに応えるボランティア「雪かきワークキャンプin美山」がこのほど、南丹市美山町の河内谷、佐々里、知見などの7地区で開催された。

 華頂短期大准教授の名賀亨さんが代表を務める京都ボランティア学習実践研究会のワークキャンプの一環で、これまで夏に竹切りやつる切り、冬に雪かきなどを行っており、今回で19回目。京阪神地域の大学生ら25人が参加した。学生らはニーズに対応して集落を訪問し、玄関先に積もった雪を取り除く=写真=などの作業に汗を流し、地元住民との絆をより深めた。

 また夜にはグループディスカッションを通して、学生らはその日の作業の中で何を学んだかなどを話し合っていた。

 キャンプの合間には地元の人との交流もあり、名賀代表は「ただ作業をするだけでなく、地域の人たちと一緒に作業をし、さまざまな交流をすることで、地域でいま何が求められているのか、そして自分に何ができるのかを感じ取ってほしい」と話していた。