京都新聞社会福祉事業団はこのほど、介助用車いすを京都、滋賀の特別養護老人ホーム12施設に贈呈した。同事業団が企業・団体を対象に募集している「記念日おめでとうコーナー」の寄付金や高齢者事業協賛寄付金などを活用した。今回が６回目。贈呈した車いすは累計で160台となった。
今回は申請のあった京都府内５、市内２、滋賀県内５の12施設すべてに各１台を贈った。多機能型が届けられた天神の杜(長岡京市)の五十棲恒夫理事長は「車いすを増やしたいという念願がかないました」と喜んでいた。背もたれと座面の角度が調整できる車いすが届けられたサンフラワーガーデン(向日市)の中野かつら施設長は「すべり座りにならず楽な姿勢が保てますね」と話し、利用者の男性(96)が真新しい車いすに試乗し、心地よさそうな表情を浮かべていた＝写真。
他の贈呈先は次の通り。
にれの木園(福知山市)
虹ヶ丘(与謝野町)
サンビレッジ宇治田原(宇治田原町)
ヴェルデ上賀茂(北区)
みやびのその(伏見区)
桐生園(大津市)
風蝶木(彦根市)
青浄苑(長浜市)
やまゆりの里(高島市)
いやしのさと(豊郷町)
