京都新聞掲載「アクセス」

障害者らソフトボール白熱(2014/05/19)


photo  精神障害のある人たちがスポーツを通じて交流する「京都ゆとりスポーツの集いソフトボール大会」がこのほど、京都市山科区の勧修寺公園グラウンドで行われた=写真。

 通院やリハビリ治療を続ける人の健康増進や社会参加促進を願い、府内10病院でつくる実行委員会と京都新聞社会福祉事業団が共催した。今年で34回目。

 7チームが参加し、2部リーグ制で試合を楽しんだ。試合では難しい打球を好捕したり、ホームランが飛び出すなど白熱した展開も。さわやかな風が吹く五月晴れの下、選手たちは心地よい汗を流した。

 1部リーグで優勝した醍醐病院(伏見区)の臨床心理士、高畑光さん(25)は「2連覇がかかった大会でみんな緊張していましたが、日々の練習の成果を十分に発揮し、優勝できました」と話した。ふれあいリーグで優勝した京都民医連第二中央病院(左京区)の精神保健福祉士、福田寛さん(49)は「練習回数は少なかったですけど、連携プレーを中心に練習しました。参加した選手が1回は打席に立って初優勝の喜びを共有できました」と喜びを語った。