京都新聞掲載「アクセス」

若者ら山間部の暮らしお手伝い
美山でワークキャンプ(2014/08/18)


photo   若者たちが宿泊を伴った共同生活をしながら、山間の集落で地域が抱えるさまざまなニーズに応えるボランティア「ワークキャンプ in 美山」が、4日から9日まで、南丹市美山町の河内谷、佐々里、知見、北区で行われた。

 華頂短期大の名賀亨准教授が代表を務める京都ボランティア学習実践研究会が主催し、今回で20回目を迎えた。京阪神の大学生ら13人が参加し、用水路の泥上げや獣除けネットに巻きついたつる草の除去作業などに懸命に取り組んだ=写真。作業の合間には地元の人たちとの交流会も行われ、学生らは地域住民との信頼関係を深めた。

 13回参加した京都華頂大4年生の堀口桃惠さん(21)は「ボランティア活動が自分の成長に大きな影響を与えた。その恩返しをしたいという気持ちで参加しています」と話し、初参加した同志社大院生の菅士超さん(24)は「コミュニケーションを取ることが苦手だったけど、みんなとコミュニケーションを取ることの楽しさを感じた」と活動を振り返った。