京都新聞掲載「アクセス」

ボランティア奮闘
全京都車いす駅伝(2014/09/16)

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  京都府立丹波自然運動公園(京丹波町)で7日開催された第30回全京都車いす駅伝競走大会と第24回ミニ駅伝競走大会は、地元の生徒・学生ら約80人がボランティアとして参加、コース誘導や会場設営などを手伝って大会を支えた=写真。

 走路で交通整理を担当した園部高の山田寛さん(16)は「車いすに乗っていても同じスポーツをしているのに変わりがないと思った。その人たちの支えになれてよかった」。競技補助をした同高陸上部の辻峻汰さん(17)は「バトンタッチの時に選手が笑顔でつなぐ姿をみて、同じスポーツ選手として自分も頑張ろうと思った」。

 式典の補助をした須知高の平田有真さん(17)は「車いすの体験をしましたが車いすを押すのもしんどいくらいつらいスポーツだと思いました。出場する選手に元気をもらいました」。

 給水所でボランティアをした公立南丹看護専門学校の川岡愛実さん(18)は「緩やかな坂でも車いすで上るのはしんどいはずなのに、誰も弱音をはかず、こちらが逆に頑張ろうという気持ちをもらいました」と話していた。