クラシック音楽の楽しさを多くの人に知ってもらい、地域福祉の向上にも役立ちたいと「第70回チャリティークラシックコンサート ディ フロイデ」が19日、京都市中京区の旭堂楽器店サンホールで開かれた=写真。
この日は、ピアノ・大森沙耶香さん、同・桑原(くわはら)日菜子さん、バイオリン・桑原杏子さん、同・桑原七菜子さんがベートーベン「バイオリン・ソナタ第8番」、リンデ「バイオリンとピアノのためのソナティナ」などを披露した。
コンサートは同楽器店が会場を無償で提供し、地域貢献と新進音楽家の育成を目的に2001年5月から開催している。出演者らはボランティアで入場料は全額を京都新聞社会福祉事業団に寄託した。同楽器店社長の多田裕昭社長(46)は「気がつけば70回目を迎えました。これからも続けていきます。出演を希望する人がいればご連絡いただければと」と話していた。
今回の寄託は11万4000円で、これまでの累計は422万4610円となった。