京都新聞掲載「アクセス」

京イメージの作品 ほのぼの
画家AKIさん、中京で絵画展
(2014/12/15)

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 軽度の知的障害のある画家のAKIさん(27)=本名・木下明幸、東京都世田谷区=の絵画展「画家AKIが感じた京都」がこのほど、京都市中京区夷川通寺町西入ルのidギャラリーで開かれた=写真。

 AKIさんは14歳の時から独学で絵を描き始め、現在は水性ペンキを使って描いている。絵本や絵はがきを制作するほか、衣服やバッグなどの小物などに作品の絵柄が採用されるなど多方面で活躍している。

 同展では、絵を描き始めた頃の作品から最新作までの作品約25点が展示された。

 独特な色使いとほのぼのとした温かさを伝える筆さばきがAKIさんの作品の特徴。躍動感にあふれる姿で泳ぐアユ、ピンクや緑、黄色で描いた金魚のほか、仏像や寺院、和服姿の女性など京都をイメージした作品が来場者の目を楽しませていた。